着物を売る時は慎重に!

実家の母が断捨離をすると言いだし、娘の私が手伝うことになりました。昭和一けた生まれの人はきっとそうなのでしょうが、母もものを捨てられない性格です。不用品と思われるものでも、いつか使うかもしれないと貯めこんでいます。衣類も古くなって着なくなったものでも、箪笥には沢山詰め込んでいます。

そんな母ですが残り人生を考えて、ものを少なくしようと一大決心したのです。私も処分するものや人にあげられるもの、リサイクルできるものなどに仕分けてあげました。かなり仕分けてすっきりしたのですが、最後まで悩んだのが着物です。母が若い頃から自分で縫ったり、奮発して買ったりしてきたものなので、捨てるのは忍びないのです。とは言っても私も着ないことがわかっているものは処分しなくてはいけません。そこでリサイクルショップに試しに持って行くことにしました。

持ち込んだところは総合リサイクルショップですが、着物に関しては専門のスタッフもいて適正価格で引き取りができるということでした。反物を含めて10点ほど持ち込みました。全て質のいい正絹ですし、大島紬や京友禅などかなり高価だったものもあります。着物は二束三文と人に聞いていましたが、新品のものもあり楽しみに査定を待ちました。

結果はがっかりするほど値がつきませんでした。5千円にも満たない金額で、私以上に母は唖然としていました。古いもので、虫干しなどはしていましたがやはり商品価値はないようでした。よく見るとシミがついていたり変色している部分もあったのです。どうしますか、と聞かれたのですが多分その状態では、他へ行っても変わらないかなと相談し引き取ってもらうことにしました。

後で調べると着物専門の買取り店や、端切れとして需要のあることもあるらしくもっと慎重に探すべきだと反省しました。母のがっかりした顔を見ると残りの着物はまだそのままにせざるを得ません。思い出がつまった着物ですから、やっぱり二束三文は寂しいです。

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